元トラックドライバー 石綿被害で国提訴
札幌市の元トラックドライバーが
札幌市内の建材製造工場から建材を運送する際に
アスベスト(石綿)対策がなかったために
石綿を吸い健康被害を受けたとして
国の責任を認定した最高裁の「泉南アスベスト訴訟」
判決に基づき、慰謝料1,265万円の支払いを求める
国家賠償請求訴訟を札幌地裁に起こしています。
元トラックドライバーは1966~68年頃
札幌市白石区工場から石綿を含む建材を
トラックで建設現場などに運ぶ業務の際に。
梱包などの防じん対策が不十分で石綿のちりを
吸いこんだとのこと。
2001年に中皮腫を発症し
2017年に労災認定されています。
北海道アスベスト被害者支援弁護団によると
工場従業員でなく、出入り業者の従業員が
提訴するのは道内初とのことです。